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尽職治理の新たな基準、国内7機関が先駆けて株主総会の投票結果を公開

2024/01/23

金融監督管理委員会(金管会)の機関投資家による尽職治理の推進に合わせ、台湾集中保管結算所は、昨年の終わりに一括して「株主総会の投票結果逐一公開」サービスを発表しました。2023年1月17日時点で、台湾産物保険、中信投信、統一證券、国泰證券、キンチョウバンク、国泰世紀産物保険、および玉山銀行など7つの機関がこれを初めて採用し、上場企業および店頭上場企業の投票結果を合計800社以上公開し、台湾の尽職治理に新たな基準を確立しました。

機関投資家が個別に投票結果を公開することは、国際的な標準の一環であり、ノルウェー中央銀行、米国の三大資産管理会社であるブラックロック、ヴァンガード、ダウ・ジョーンズなどがすでにこれを実践しています。この取り組みは単なる社会への責任を示すだけでなく、企業のパフォーマンス向上を促すものです。台湾投資家は台湾集中保管結算所の投票結果逐一公開サービスを通じて、国内の機関投資家の投票結果を把握し、企業のガバナンスのパフォーマンスを評価することができます。

台湾集中保管結算所の股務部マネージャー、黃蓁蓁氏は、「台湾の機関投資家による投票結果の逐一公開を推進することは、当社の今年の業務の焦点であり、初めてこれを採用した7つの機関に感謝しています。」と述べました。投票結果逐一公開サービスに加えて、金管会の「上場企業および店頭上場企業の持続可能な発展アクションプラン(2023年)」に合わせて、台湾集中保管結算所の今年のもう一つの重点は、尽職治理サービスです。黃蓁蓁氏は、最近、投資家関係プラットフォームの機能を向上させ、機関投資家にデジタル化された尽職治理報告書の情報を提供できるように計画しており、今年中に試験導入される予定です。

機関投資家は2023年1月20日以降、昨年の投票結果を確認できます。詳細は台湾集中保管結算所の「企業投資家関係統合プラットフォーム(ESG IRプラットフォーム)」を参照してください:投票結果逐一公開https://irplatform.tdcc.com.tw/ir/zh

ESG IR Platform