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集保結算所は、新たに投票逐案揭露サービスを導入し、ESG(環境、社会、ガバナンス)サービスを更に進化させました。

2023/12/25

12月13日に発表されたアジア・コーポレート・ガバナンス協会の「CG Watch 2023」レポートによれば、台湾は史上最高の成績を収め、アジアの12市場の中でシンガポールと並んで3位にランクインしました。これはオーストラリアと日本に次ぐものです。この好調な成績に乗じて、集保結算所は即日から、その企業投資家向け統合プラットフォーム(ESG IRプラットフォーム)で、「株主総会の投票逐案揭露サービス」および一連のESG投資選定機能を提供し、台湾の責任投資を一層進展させます。

現在、世界の多くの機関投資家は株主総会の投票後、その投票決定と理由を具体的に公開し、そのガバナンスの責任を果たしています。アジア・コーポレート・ガバナンス協会も長年にわたり、アジアの各市場が逐案揭露を標準的な手法と考えるべきだと提唱してきました。台湾もこれに従い、相当数の機関投資家が投票結果を逐案揭露していますが、統一された揭露フォーマットとデータプラットフォームがないため、これらのデータを利用することが難しいとされています。

集保結算所は、「株主総会の投票逐案揭露サービス」が機関投資家に一括して提供されるシステムを提供し、機関投資家はそのシステムを使用して投票理由や発言の記録などを維持でき、揭露プロセスが簡素化され、揭露の品質が大幅に向上すると述べています。逐案揭露を希望しない機関は、一時的に「総合的な揭露」を選択し、サービスの利便性を共有できるとされています。

集保結算所推出投票逐案揭露服務

集保結算所の陳德鄉総経理は、「ESGサービスの主要な提供者の1つとして、集保結算所は関連サービスを強化し続け、ESG投資プロセスのさまざまなニーズに対応し、新しく導入された投票逐案揭露サービスが、台湾の企業ガバナンスにおいて別の里程碑となることを期待しています。」と強調しています。

また、機関投資家が責任投資を実践するのを支援するため、集保結算所は即日からESG選定機能の一環として、製品選定トラッキング、紛争選定トラッキング、および評価などの機能を導入します。先日発表された国内初の「ESG評価機関行動規範」に続き、新しい年には国内外の評価機関とのさらなる協力と対話を展開し、ESG投資生態系の健全な発展を促進する予定です。


企業投資家向け統合プラットフォーム(ESG IRプラットフォーム)のウェブサイト:https://irplatform.tdcc.com.tw